ネット電話はどのプロバイダーで使える?

インターネット電話の宣伝をかなり目にするようになりました。このサービス、どこのプロバイダーで使えるのでしょうか?

さきごろ、2005年には650万回線以上インターネット電話(IP電話)が利用されるようになるとの予測が発表されました。そのころには050で始まる11桁の電話番号を割り当てられることになるそうですから、IP電話サービスはこれからますます普及していきそうです。

 IP電話の利用形態には大きく分けて2種類あります。ひとつはモデムやルーターに専用または一般の電話機を接続して普通の電話と同じように使うタイプ、もうひとつはPCに接続されたマイクとスピーカー(またはマイク付きヘッドセット)を使用して通話を行うタイプです。前者の電話機タイプは「有線ブロードネットワークス」の「GATE CALL」や「Yahoo!BB」の「BBフォン」、「ぷらら」の「ぷららフォン」などがあります。また後者のPCタイプには、「イー・アクセス」の「インターネット電話サービス」や「isao.net」の「ドリームコール」などがあります。

 電話機タイプは操作が簡単で、モデムの電源が入っていればいつでも使える点が便利ですが、初期(機器)費用が必要になります。PCタイプは初期費用がほとんどかかりませんが、通話をするためにPCとソフトの起動が必要になります。いずれの方式も通話料金が安いことはもちろんです。なお、PCタイプのソフトはWindows MessengerやNetMeetingの機能を使っている場合が多いので、PCが直接モデムにつながっているか、対応ルーターである必要があります。

 現在、IP電話サービスを行っている事業者は400近くもあります。それぞれ特徴がありますから、よくサービス内容を確認してみましょう。プロバイダー自身が提供するサービスでは、利用料金が割引になる場合も多いようです。

(関 司)
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