有害サイトを表示できないようにしたい 子どもたちにインターネットを使わせたいと考えています。暴力やセックスなどの有害サイトは閲覧できないように制限したいのですが、Internet Explorerでの制限方法を教えてください。 Internet Explorer(以下IE)には「コンテンツアドバイザ」と呼ぶ有害サイトの閲覧を規制する機能があります。基本的な設定方法を下の図に示しました。使い方に難しい部分はなく、注意点は手順3のところで「規制されていないサイトを表示する」に必ずチェックを入れることぐらいです。ただし、コンテンツアドバイザには落とし穴があります。それは初期設定では海外のWebサイトしか規制されないという点です。日本の有害サイトに関してはほぼ無力です。 コンテンツアドバイザに日本のWebサイトを加えることは可能です。「財団法人インターネット協会」では、日本のWebサイトに対応したIE向けの規制システムを無料で提供しています。必要なソフトのダウンロードや設定方法はhttp://www.iajapan.org/rating/に掲載されているので参考にしてください。ところが、ここにも落とし穴があって、インターネット協会が提供する規制システムはIE6.0ではうまく動作しないことがあるようです。
パッケージソフトで規制する IE6.0のユーザーはコンテンツアドバイザに頼らない方法も検討すべきです。既に有害サイトを規制するためのフィルタリングソフトはいくつも登場しています。例えばSSIトリスターが発売する「ファミリーガード」では、あらかじめ設定したキーワードを含むWebサイトを閲覧できないようにします。キーワードはユーザーが独自に追加することも可能です。有害サイトの規制だけでなく、ネットショッピングなどを禁止する機能も魅力です。一方、規制の判断基準となるデータベースを自動で更新する製品もあります。デジタルアーツが発売する「i-フィルター Personal Edition」は、インターネットを使ってデータベースを常に最新に保つことが可能です。 また、パッケージソフトではなくサービスとして有害サイトの閲覧を規制する商品もあります。アイキュエスが提供する「親子ネット」がそれで、このサービスは有害サイトかどうかの判断をアイキュエスが設置したサーバー上で実行します。そのため、パソコンにソフトをインストールすることなく有害サイトを規制できます。料金は月額800円です。このように有害サイトの規制にはさまざまな方法があります。じっくりと比較検討して選択してください。
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