OEの起動時にパスワードを使う裏技! Outlook Expressを使っています。パソコンを家族と共用したいのですが、自分へ届いたメールが不用意に開かれないよう、パスワードの設定はできますか。 Outlook Express(OE)では「お父さん」「お母さん」といった複数のユーザーを登録し、パスワードを設定してセキュリティをかけ、それぞれのメールを利用できます。この設定をするとOEを起動した際に「ユーザー ログイン」という画面が表示され、ここでユーザーを選び、パスワードを入力できるようになります。 Windows XP/2000を使っている方であれば、パソコンの起動時に同様のログイン操作をしているはずです。パスワードを入力すると、自分のデスクトップ画面が現れ、OEでは各ユーザーあてのメールのみが表示されます。 ところがWindows 98やMeではパソコン起動時にどのユーザー名でログインしても、デスクトップ画面やOEに表示される内容は同じです。そこで、OE側でユーザーとパスワードを別途登録し、家族ごとに別々のメール内容を表示するように設定するのです。 ユーザーを追加で登録 設定方法を説明しましょう。「ファイル」メニューから「ユーザー」−「ユーザーの管理」と選びます(図1)。次に、登録ユーザーの一覧画面が出ます(図2)。初期状態では1つのユーザーしか登録されていません。ユーザーを追加するには、右側の「新規作成」ボタンを押します。
次の画面ではユーザー名とパスワードを設定します(図3)。「OK」ボタンを押すと「新しいユーザーでログインしますか」と聞かれるのでさらにOKボタンを押します。その後、「インターネット接続ウィザード」が表示されるのでプロバイダーの説明書などを参照してメールアドレスや受信、送信サーバーといった設定を入力します。最後にExchangeやOutlookのメールやアドレス帳をインポートしますかとメッセージが出ることがありますが、特に必要がなければ「今、インポートしない」を選びます。以上で設定完了です。
注意点はOEを使用した後、必ずログオフの手順を踏む必要があることです。具体的には「ファイル」メニューから「終了してログオフする」を選びます。そうしないと、一度OEを終了させた後でも、次に起動した際にパスワード入力をしなくてもメールの内容が表示されてしまいます。きちんとログオフをしておけば、次の起動時にはログイン画面(図4)が表示されます。
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