インターネットに接続していたら、突然「メッセンジャ サービス」というタイトルのメッセージ画面が現れました。これはウイルスなのでしょうか？

▲ インターネットに接続しているだけで、何も作業をしていなくても、突然、メッセンジャ サービスを利用した画面が現れることがある。文字が化けている場合もある

　今のところマイクロソフトでは、この画面は、ウイルスなど不正プログラムの仕業ではないとして「迷惑には感じられますが、セキュリティ上の危険性はありません」とコメントしています。画面が現れた場合は、一般に、画面右上にある「×」ボタンをクリックすれば、これを閉じることができます。

　また、画面上に「OK」ボタンがあるなら通常、これをクリックしても画面は閉じられるようです。しかし万が一、類似の不正プログラムだった場合を考えると、こうしたボタンはクリックしない方が「安全」（マイクロソフト）といえるでしょう。

　この画面は無差別に送られるもので、インターネットにモデムで接続している場合でも、ルーターを使っている場合でも、現れる可能性があります。ただ、「ノートン・パーソナルファイウォール 2002以降などのファイアウオール機能を利用して現れないようにする」（シマンテック）ことができます。

　ちなみに、タイトルバーには「メッセンジャ サービス」とありますが、この画面が現れるのは、ユーザーがMSN Messengerのようなインスタントメッセンジャーを使っているかどうかは関係ありません。

　というのも、この画面は、システム管理者が利用する、Windows標準の「netコマンド」のメッセージ送信機能を利用しているからです。この機能は本来、管理者がメンテナンス状況をユーザーに通知するといった場合にテキストメッセージを送るために搭載されているものです。