HTTPとFTPは何が違う?

ファイルをダウンロードする時に、Webサイトによってはアクセス先として「HTTPサーバー」か「FTPサーバー」を選べます。これらの違いは何ですか。

 両者の違いはプロトコル。プロトコルとは、データを送受信するためのルールのことです。HTTPは、ブラウザーがWebページを表示するのに必要なデータやファイルをサーバーから転送するためのプロトコルです。

 一方、FTPは特定のコンピューター間でファイルを転送するのが目的のプロトコルです。特徴は、HTTPはデータのやり取りや通信制御を「80」番という1つのポートを使って行うのに対し、FTPはデータ用の「20」番と制御用の「21」番という2つのポートを使います。ポートとは特定のアプリケーションに用意されたデータの通り道です。そのためFTPでは、ファイルをやり取りしながら細かい制御が可能です。FTP専用ソフトを使うと、大きなファイルの分割ダウンロードや、回線が切断されても残りの部分をダウンロードするレジューム機能を利用できます。

 最近ではHTTPでもダウンロード支援ソフトを使うことで同様の機能が提供されます。またWebブラウザーを使うのなら速度に両者の差はほぼありません。その時々で接続しやすい方を選べばいいでしょう。

Webサイトによっては、ダウンロードするサーバーを「HTTP」か「FTP」かを選べる
HTTPはデータ転送や通信制御を「80」番という1つのポートを使って行うのに対し、FTPはデータ用の「20」番と制御用の「21」番という2つのポートを使って通信を行う。そのためFTPでは、ファイルをやり取りしながら細かい制御が可能だ