Webメールの長所・短所は?

Webメールというサービスがあると聞きました。通常のPOP3メールとは何が違うのでしょうか。長所・短所は何でしょうか。教えてください。

Webメールは、Outlook Expressなどの電子メールソフトを使わずに、ブラウザー上でWebサーバーに届いたメールをやり取りするものです。ブラウザーメールと呼ばれることもあります。ヤフーのYahoo!メールやマイクロソフトのHotmailが代表的な存在。いずれも無料で使えます。
●ヤフーのYahoo!メール
ユーザーが使える受信トレイ容量は最大6MB。ウイルスをチェックする機能やPOP3アカウント宛てに届いたメールをブラウザー上で読める

 外出先やインターネットカフェなどのパソコンでも、ブラウザーでインターネットにアクセスできる環境であれば、メールを送受信できるのが最大の長所です。複数のメールアカウントを簡単に取得できるため、状況に応じて使い分けることも可能です。Yahoo! では、POP3アカウント宛てに届いたメールをブラウザー上で読むこともできます。

 Webメールには無料サービスならではの「制限」もあります。まず、使用できる容量がPOP3メールに比べてかなり小さいのです。Yahoo! メールでは添付ファイルは3MB、受信トレイ容量は6MB、Hotmailはそれぞれ1MB、2MBしかありません。これではデジカメの画像データなどをメールに添付して頻繁にやり取りすると、すぐに容量がパンクします。

 Yahoo!メールやHotmailの場合、数多くの迷惑メールが送られてくる欠点もあります。そこで両サービスは迷惑メール対策機能を持っています。Yahoo! メールでは大量に送られてくる迷惑メールを自動的に「バルクメール」フォルダーに保存し、受信して30日後に自動削除します。Hotmailでは、迷惑メールであることが容易に識別できるメールを、「迷惑メール」フォルダーに自動的に振り分ける、もしくはアドレス帳に登録された知人からのメールしか受け取らない、などユーザーが処理のレベルを設定できます。

●Hotmailの迷惑メール対策機能
マイクロソフトのHotmailでは、ユーザーが使用できる受信トレイ容量は最大2MB。迷惑メールの処理レベルをユーザーが設定できる