2つのメッセンジャーの違いは?

マイクロソフトのインスタントメッセンジャーには、Windows MessengerとMSN Messengerがあります。両者の違いはどこにあるのでしょうか。

Windows XPには、標準機能としてWindows Messengerが搭載されています。一方、MSN Messengerは、ユーザー自身でインストールして使用するプログラムです。最新バージョンは「MSN Messenger6.0」で、専用ページ(http://messenger.msn.co.jp/)からダウンロードできるようになっています。

 両者はリアルタイムにメッセージをやり取りするという、インスタントメッセージングの基本機能は同じですが、MSN Messengerの方がより充実した機能を備えます。簡単に言えば、Windows Messengerをベースに、個人ユーザーが楽しめる機能を強化したのがMSN Messengerです。

 MSN Messengerでは、動く絵文字を使ってメッセージを入力したり、キャラクターや写真などで自分を象徴するアイコンを設定する機能があります。会話ウインドウの背景もカスタマイズ可能で、写真データやイラストなどを取り込めます。会話の相手と背景を共有することもできます。このほか、Webカメラを使った動画送信、ビデオチャット、音声チャット機能を標準搭載します。

 ただし、企業向けのリアルタイム通信サービスおよび Exchange Instant Messagingに接続できるのは、Windows Messengerのみです。

 MSN MessengerとWindows Messengerには同時にサインインできますが、同じ.NET Passportアカウントを使用することはできません。Passportを使ってMSN Messengerにサインインしたら、Windows Messengerには、もう1つ別のPassport、または企業向けインスタントメッセージングアカウントでサインインする必要があります。