間違ったIEの履歴を削除するには?

Internet Explorerを使っていると、URLやパスワードの入力中に過去に入れた文字列が表示されますが、これを選んでもアクセスできないことがあります。なぜでしょうか。

Internet Explorer(以下IE)の4.0以降には、以前入力した内容を履歴として表示する「オートコンプリート」機能があります。履歴を選ぶことで同じ内容を入力する手間を省けます。しかし、入力内容を間違えれば履歴にも反映されてしまいます。アクセスできないのは、入力内容が間違っているためでしょう。

 履歴は簡単に削除できます。IE 6の場合、設定は「ツール」メニューの「インターネット オプション」にあります。URLの履歴を削除するなら「全般」タブを選び「履歴」欄にある「履歴のクリア」ボタンを押します。フォームやパスワードの履歴を削除するなら「コンテンツ」タブに移ります。「個人情報」欄にある「オートコンプリート」ボタンを押すとダイアログを開きます。その中の「オートコンプリート履歴のクリア」欄で、フォームの削除なら「フォームのクリア」ボタン、IDやパスワードの削除なら「パスワードのクリア」ボタンを押します。

 対象となる履歴はすべて削除されますので、セキュリティやプライバシーの観点では有効です。ただ他人に知られてもいい履歴があっても削除されるので、オートコンプリートを重宝するユーザーには不便です。

 URL以外の履歴は個別で削除できます。削除したい履歴のあるページに移動して、フォームに削除する文字列を入力します。履歴が表示されたら、後は削除したい文字列を選び[Delete]キーを押すだけです。

●履歴を個別に削除する