ルーターを使えばファイアウオールは不要?

ファイアウオールなど、ネットセキュリティソフトの導入を検討しています。ブロードバンドルーターを使っている場合、ネットセキュリティソフトは必要なのでしょうか。

外からの不正アクセスやセキュリティホールを狙ったウイルスなどを防ぐには、ファイアウオールなどと呼ばれるセキュリティソフトが必要になります。ただし、ブロードバンドルーターを使っているのならば、使わなくても問題はありません。

 一般的に購入時の状態のブロードバンドルーターを使って、家庭内LANなどのネットワークを構築すると、そのLANではプライベートIPアドレスが使われます。IPアドレスには、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2種類があり、インターネットに接続する機器はグローバルIPアドレスが使われ、企業内や家庭内など閉じたネットワークではプライベートIPアドレスが使われます。プライベートIPアドレスは、インターネット上の機器から直接アクセスできないので、不正アクセスやセキュリティホールを狙った攻撃を防ぐことができるのです。

 なお、家庭内LANからインターネットにアクセスできるのは、ルーターがプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換してくれるからです。ルーターは特別な設定をしない限り、外部からの不明なアクセスを、プライベートIPアドレスに変換して、家庭内LANのパソコンに送ることはしません。

●ルーター内のパソコンなら、ファイアウオールソフトは不要
ブロードバンドルーターを設置して、プライベートIPアドレスで運用している家庭内LANなら、個別のパソコンにファイアウオールソフトは入れなくてもよい。ただし、外出先などで使う可能性のあるノートには、入れた方が無難だ

 ブロードバンドルーターを使っている環境なら、ファイアウオールソフトは必要ないでしょう。むしろ、入れることで「マイ ネットワーク」から、同じLAN内の他のパソコンが見えなくなるなど、使い勝手が悪くなることもあります。ただし、ノートなど、外部のLANに接続する可能性がある機器は話が別です。まず、外出先のLANがグローバルIPアドレスを使っている可能性があります。また、外出先がルーター利用環境でも、同じLAN内にウイルスに感染したパソコンがあれば、被害を受ける可能性があります。不特定多数のユーザーが利用するネットワークで使うときは、ファイアウオールソフトを入れておいた方が無難です。

 なお、Windows XPには標準でファイアウオール機能がありますが、市販のファイアウオールソフトの方が設定などは容易になっています。

●市販ソフトは設定が簡単
市販のファイアウオールソフトは、Windows XPのファイアウオール機能に比べ、設定が簡単