プロバイダーのウイルスメール対策とは? 先日、ウイルスメールが届きました。そのときは対策ソフトで削除できましたが、まだ不安です。プロバイダーの対策サービスもあるようですが、有効でしょうか。 今や、コンピューターウイルスの感染源は、9割以上がメールといわれます。こうしたウイルスメールから身を守る第一の方法は、パソコンにウイルス対策ソフトを導入すること。対策ソフトを起動しておけば、侵入してくるウイルスを自動で検知し、駆除(削除)できるからです。 しかし、それでも、ウイルスが入り込むことがあります。家族の誰かが対策ソフトを停止してしまったり、対策ソフトのウイルス定義ファイルが更新されていなかったり…。そんな場合でも、しっかりウイルスをブロックするための補完的な手段として有効なのが、プロバイダーが提供している、有料のウイルスメールチェックサービスです(下表)。 サービスを利用するには、プロバイダーのWebサイトなどから申し込むだけ。ソフトの設定などを変更する必要はありません。
このサービスには、一般に2つの機能があります。ひとつは自分のパソコンで受信するメールに付いたウイルスを検査・駆除する機能、もうひとつは、自分のパソコンから送信されるメールに付いたウイルスを検査・駆除する機能です。 プロバイダーの多くは、両方の機能を一括で提供していますが、なかには受信だけ、もしくは送信や受信だけを選べるところもあります。受信メールのチェックは、自分自身のウイルス感染を防ぐのが目的であり、送信メールのチェックは、それにプラスして万一ウイルスに感染してしまった場合に、ほかの人に被害を広めないことが目的だからです。
いずれにしても、ウイルスの検査・駆除は、私たちが普段利用しているプロバイダーのメール送信サーバー(SMTP)や受信サーバー(POP)で自動的に行われます。例えば受信メールのチェックサービスを利用していれば、ウイルスメールが送られてきても、パソコンで受信する前に駆除(削除)されます。サービスによってはプロバイダーが、駆除処理が行われたことをユーザーにメールで通知してくれます。
ただし、プロが運用しているといってもウイルス対策に100%はあり得ないので、過信は禁物。対策ソフトとの併用をお勧めします。 |
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