Win 95/98のウイルス対策はどうやる? Windows 95のパソコンをインターネットに接続しています。対応するウイルス対策ソフトが見当たらないのですが、セキュリティ設定はどうすればいいでしょう。 セキュリティ対策の基本は、Windowsに最新の修正プログラム(パッチ)を適用してセキュリティホールをふさぎ、ウイルス対策ソフトを導入することです。Windows 98はまだしも、同95でこの条件を満たすのは難しくなっています。セキュリティを重視するなら新しいOSへの乗り換えを検討された方がいいでしょう。 ウイルス対策ソフトメーカーによれば、「Windows 95/98のみに感染するウイルスは500種類ほどある。Windows 2000/XPと95/98両方に感染するものを含めるとかなりの数になる」(シマンテック)。「2004年の年間被害件数10位までに入るウイルスのほとんどが、Windows 98/95にも感染する」(トレンドマイクロ)そうです。ところが、Windows 95のサポートは2002年12月に終了しており、新規パッチの提供はありません。過去に提供されたパッチはマイクロソフトのダウンロードセンターから入手可能ですが、新しく見つかったセキュリティホールをふさぐことはできません。
さらに、大半のセキュリティ対策ソフトはWindows 95には対応していません。例外的にインターチャネルの「V3 ウイルスブロック 2005 インターネットセキュリティ」はWindows 95 OSR2※以降のバージョンにインストールできます。
もう1つの対策は、Internet Explorer(IE)の設定を以下のようにすることです。「ツール」メニュー→「インターネットオプション」→「セキュリティ」タブ→「レベルのカスタマイズ」を押します。「スクリプトを実行しても安全だとマークされているActiveXコントロールのスクリプト実行」で「無効にする」にチェック。これは知らないうちに不正なプログラムがダウンロードされるのを防ぐ設定です。ただし、一部Webサイトで表示が制限されることがあります。 Windows 98に関しては、2006年6月30日まで、深刻なセキュリティホールに対しては新規のパッチが提供される予定です。以降は新しいパッチは提供されませんが、2007年6月30日まではWindows Updateで既存のパッチを入手できます。ウイルス対策ソフトも大半はWindows 98に対応しています。 ※「マイコンピュータ」を右クリックして「プロパティ」→「情報」タブの「システム」に「4.00.950 B」または「4.00.950 C」と出ているものは、Windows 95 OSR2以降のバージョン |
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