検索連動広告の仕組みは?

GoogleやYahoo! JAPANなどでWebページを検索すると、キーワードを入力するたびに、それに関連した広告が表示されます。これはどういう仕組みなのでしょうか。

これは、「検索連動広告」、「キーワード連動広告」などと称される広告手法の一種で、ユーザーが入力した検索語に関連した広告を表示します。その広告をクリックすると、広告主のWebサイトへジャンプするのです。現在、グーグルの「Googleアドワーズ」とオーバーチュアの「プレシジョンマッチ」の2つが代表的な存在です。前者は、Googleサイトのほか、Exciteやgoo、BIGLOBEなど、後者はYahoo! JAPANのほかにMSNなどで採用されています。一般に検索連動広告は、バナーやメール広告と比べ、費用対効果に優れると評価されており、採用企業が増えています。

 検索連動広告の基本的な仕組みはこうです。あらかじめ広告主がキーワードを指定(購入)して広告を出稿します。ユーザーが検索したキーワードに完全一致したものが優先的に上位に表示され、部分的に一致したものは下位になります。さらに、同じキーワードを指定していても、購入時の入札額が高い広告主ほど上位に表示されます。上位に表示されるほど注目度が高くなり、実際にクリックされる確率も上昇するからです。

 広告主の支払額は、実際に広告がクリックされた回数に比例します。1回のクリック当たりの支払額は、キーワード購入時の最高入札額と表示位置によって変化します。

●検索連動広告の基本的な仕組み(キーワードや金額は一例)