複数シートの表を1枚の用紙にまとめたい! Excelで複数のシートから必要とする部分の表を1枚の用紙に印刷することができますか。また、サイズが大きな表と小さな表を1枚に収めて印刷できますか。 別々のワークシートに入力した表を、1枚にまとめて印刷するには「図のリンク貼り付け」機能を使うと便利です。この機能を使うと、クリップアートや写真の挿入と同様に、数値や文字が入った表を図として貼り付けることができます。表の位置をマウスで自由に動かせるほか、大きさも自由に変更できるので、複数の表を1枚の紙にまとめて印刷したいときにはぜひ活用したい機能です。 まず、コピーをしたい表をマウスで選択し、ツールバーから「コピー」ボタンを押します(図1)。次に、印刷用として使う新規ワークシートを開きます。ツールバーの「新規作成」ボタンを押して、新しいファイルを開くといいでしょう。新しいワークシートが開いたら、[Shift]キーを押しながらツールメニューの「編集」をクリックします。通常の「編集」メニューとは異なった項目が表示されるので、そのなかから「図のリンク貼り付け」を選びます(図2)。 すると、表が図として貼り付けられます(図3)。これまでの手順を繰り返し、別のワークシートからも表をコピーして、印刷用のワークシートで再び「図のリンク貼り付け」をします(図4)。なお、グラフを貼り付ける場合には「リンク貼り付け」ではなく、通常の「貼り付け」を選びます。 ワークシートにリンク貼り付けした図は、中央部をドラッグすれば、自由に移動できます。図の枠をマウスでドラッグすると拡大、縮小もできるので、表の横幅が少し長すぎる、といった場合でも簡単に調節できます。ただし、あまり縮小しすぎると文字が読みづらくなるので注意しましょう。 リンク貼り付けされた表は、直接内容を書き換えることはできません。ただし、元の表を変更すると、リンク貼り付けされた表も自動的に更新されます。表に変更を加えたいときには、リンク貼り付けされた図をダブルクリックすると、元のワークシートが入ったファイルが表示されます。 なお、この機能をWindows 95/98で使った場合、文字が正しく表示されないことがあるという不具合があります。本格的に使う前に、何度か試し、問題がないかを確認しましょう。
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