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Celeron 600A MHzって何?
 最近、販売店で「Celeron 600A
MHz」というCPUを搭載したノートパソコンを見かけました。これは、従来のCeleronと一体何が違うのでしょうか。
「超低電圧版Celeron 600A MHz」と呼ばれ、ソニーの「バイオノート PCG-U101」(写真)や富士通の「FMV-BIBLO LOOX
T60D」が搭載しています。実は未発表のCPUですが、両メーカーが強く望んだために登場したものと思われます。
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▲ ソニーの「バイオノート
PCG-U101」。実勢価格は約16万円 |
従来のCeleronがPentium IIIをベースにしていたのに対し、超低電圧版Celeron 600A
MHzは「Centrino」のPentium
Mがベース。従来のCeleronと比較すると、CPU内部のみならず、FSBの高速化、キャッシュ容量の増強など、大幅な改良が加えられています。
●超低電圧版Celeron 600A MHzと、系列製品の主な仕様 |
製品名 |
超低電圧版
Celeron
600A
MHz |
超低電圧版
Celeron(従来品)
800MHz |
超低電圧版
Pentium
M
1GHz |
動作周波数
| 600MHz
| 800MHz
| 1GHz |
1次キャッシュ容量
| 64KB
| 32KB
| 64KB |
2次キャッシュ容量
| 512KB
| 256KB
| 1MB |
FSB
| 400MHz
| 133MHz
| 400MHz |
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従来の超低電圧版CeleronはPentium IIIがベース。これに対し、超低電圧版Celeron 600A
MHzは、「Centrino」ブランドのPentium Mがベース。2次キャッシュ容量は512KBとPentium
Mの半分 |
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