デスクトップ検索、各社の違いは? パソコン内のファイルを高速で探せる「Google デスクトップ検索」が便利だと聞きました。他社のソフトもいくつかあるそうですが、何が違うのですか。 パソコン内のファイルを検索するデスクトップ検索と呼ぶ技術がにわかに脚光を浴びています。Windowsでも従来からファイル名やファイルの中身をキーワードで全文検索できますが、デスクトップ検索ははるかに高速で、使い勝手も上です。その秘密は、「インデックス」と呼ぶあらかじめ作る目次ファイルにあります。 デスクトップ検索ソフトは、Web検索の大手が昨年末以来、提供を開始しています。日本語対応版ではグーグルの「Googleデスクトップ検索」が代表的存在。英語対応版では米マイクロソフトや米ヤフー(ベータ版)も無料で提供しています。基本的な仕組みや機能はどれも一緒ですが、検索対象のファイルの種類や、WordやExcelファイルのプレビューが見られるかどうか、などの点が違います。
デスクトップ検索は、今後OSの標準機能になります。既にアップルコンピュータは、最新版のOS「Mac OS X v10.4」に「Spotlight」と呼ばれる機能を組み込み済み。米マイクロソフトも、来年末に出荷予定の次期Windows「Longhorn」に、Windows Desktop Searchの機能を搭載。エクスプローラと統合する予定です。 OSがデスクトップ検索を標準搭載するメリットは、メタデータが検索できる点にあります。メタデータとは、ファイルの作成者や作成日、種類や連絡先情報といったプロパティ情報。例えばMac OS Xで「Sony」と検索すると、本文にSonyを含むファイルのほか、プロパティ情報にSonyを含むデジカメ画像もヒットします。画像ファイルにはプロパティ情報として、撮影したデジカメの機種が記録してあるからです。このほか、OS Xでは検索結果をファイルのタイプ別に分類して表示します。 次期Windowsでも、同様の機能を標準で使える見通しです。 |
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