夏休みに持っていくデジカメは?
夏の休暇は家族で海水浴に行くか、川に釣りにでも行こうかと思っています。そのお供にデジカメを持って行きたいのですが、防水対策はどうすればいいのでしょうか。
海辺ではしゃぐ子供を撮影したり、渓流釣りを楽しみながら写真を撮るなら、デジタルカメラの防水対策は必須です。万が一、水に濡れて製品が壊れることがあれば、せっかくの楽しい休暇も台無しになります。
基本的な防水対策としては、(1)防水ケースを取り付ける、(2)生活防水機能を持つデジカメを使う、(3)水中撮影ができるデジカメを使う、といった3つの方法があります。
●防水対策をしておけば、砂浜や川辺でも気軽に撮影できる |
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防水ケースは、デジカメの外側を丸ごと覆うプラスチックケースです(写真(1))。防水ケースはデジカメ本体に浸水するのをしっかり防いでくれます。水深30〜40mまでの撮影に対応している製品が多く、メーカーは自社のデジカメに対して専用の防水ケースを販売しています。価格はおおよそ1万〜2万円。本格的なダイビングにも対応できる防水ケースですが、ケースを取り付けると本体サイズが大きくなってしまうのが玉に傷です。
濡れたり汚れたりしたときに、拭いて使えればいいという人は、生活防水機能を搭載したデジカメの使用を検討してみましょう。水中撮影はできませんが、砂浜や川辺での撮影でも濡れることを気にせずに利用できます。「μ-mini
DIGITAL S」(写真(2)、実勢価格は3万7000円)などを販売するオリンパスイメージングは、生活防水機能を搭載する製品に注力しています。
製品数は少ないものの、デジカメ本体のみで水中撮影に対応する製品もあります。2005年7月現在、店頭で購入できるのはペンタックスの「Optio
WP」(写真(3)、実勢価格は4万5000円)。見た目は普通の薄型デジカメですが、水深1.5mまでの水中撮影に対応しています。ダイビングでの使用は厳しいものがありますが、シュノーケリングで熱帯魚を撮るなら十分です。
アウトドアでの使用では、防水だけでなく耐衝撃性も気になります。デジカメ本体はそもそも強い衝撃に耐える設計はされていません。防水ケースを取り付ければ、岩場に軽くぶつかる程度の衝撃には耐えられますが、それでも故障が心配です。そうなると、さらに頑丈なデジカメの購入を検討してみましょう。
水中撮影はできませんが、工事現場撮影向けのデジカメなら耐衝撃性にも優れています。本体がやや重くてデザインは無骨ですが、90cmからの落下試験をクリアしているものもあり、山登りなどの厳しい屋外環境でも安心して使えます。コニカミノルタフォトイメージング、富士写真フイルム、リコーが販売しています。
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