ワードやエクセルを、キーボード操作だけで起動したい

ワードやエクセルを起動するのに、マウスを使わずキー操作だけで行うことは可能でしょうか。

エクセルなどのソフトは、キー操作だけで起動させることが可能です(図1)。

 それには、まず「スタート」メニューにあるエクセルなどのアイコン(ショートカット)の「プロパティ」画面を開きます(図2)。プロパティ画面中の「ショートカットキー」欄をクリックし、起動に使いたいキーを押して登録します(図3)。すると、「Ctrl」キーと「Alt」キーを押しながら、先ほど設定したキーを押すことで、ソフトが起動できるようになります。

 起動に利用できるキーの組み合わせには、図4のようなものがあります[注]。いずれも、複数のキーを同時に押す操作となります。

 逆に、キー操作で起動しないようにするには、プロパティ画面でショートカットキー欄をクリックした後に、「Delete」キーを押します。

 これを応用すると、特定のファイルやフォルダをキー操作だけで開くことも可能です。開きたいファイルやフォルダのショートカットをデスクトップ上に作成し、ソフトの場合と同様にプロパティ画面で設定します(図5〜図7)

●エクセルなどはキー操作で起動できる
図1
ワードやエクセルといったソフトを起動したり、特定のファイルやフォルダを開く操作は、キーボードだけで行うことが可能だ

●ショートカットにキー操作を設定する
図2 図3
「スタート」メニュー→「すべてのプログラム」にあるソフトのアイコン上で右クリックし「プロパティ」を選ぶ 開くプロパティ画面の「ショートカット」タブを表示。「ショートカットキー」欄をクリックし(1)、設定したいキーを押す(2)。例えば「E」を押すと、自動的に「Ctrl+ Alt+E」と入力される。これで設定完了だ

●設定可能なキー操作の一覧
図4
設定できるキーは、英数字のキーと「Ctrl」「Alt」「Shift」キーを組み合わせたもの。図3で単に英数字を押したときは「Ctrl」と「Alt」との組み合わせになるが、押すキーによって図のような組み合わせも可能だ
[注] 図3の画面で単に英数字のキーを押すと、自動的に「Ctrl」+「Alt」+押したキーが登録される。その他のキーの組み合わせを登録するには、「ショートカットキー」欄をクリックした後に、実際に「Shift」+「Alt」+英数字キーなどを押す。なお、キーボードに数字だけのキー(テンキー)がある場合は、テンキーを起動用のキーに設定することができる

●ショートカットにキー操作を設定する
図5 図6
特定のファイルやフォルダもキー操作一発で開ける。まず開きたいファイルなどを「Alt」キーを押しながらデスクトップにドラグして、ショートカットを作成する 作成したショートカットを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選ぶ

図7
表示された画面で図3と同じ操作をして、開くためのキー操作を設定する