海や山での利用に適したデジカメは?

夏休みに海や山にデジカメを持って行きたいのですが、カメラの耐衝撃性や耐水性が不安です。アウトドアに強いデジカメや関連グッズがあれば教えてください。

場であれば海水浴や山登り、冬場であればスキー場にデジカメを持って行きたくなりますよね。そこで心配になるのが、デジカメの耐衝撃性や耐水性。

 デジカメを木や岩にぶつけず、水に濡らさないように使うのはなかなか大変なもの。年に1回の旅行ならまだしも、頻繁にアウトドアでデジカメを使うなら、耐衝撃性や耐水性を考慮した製品がお薦めです。水中撮影に挑戦したい方は、「マリンパック」というアクセサリーを用意してください。デジカメに装着すれば、水深30〜40mまでの撮影が可能になるので、ダイビングなどで使えます。

 耐衝撃性に優れたデジカメは、富士写真フイルムやリコーが、工事現場の撮影用に販売しています。これをアウトドアで使ってもいいでしょう。リコーの「Caplio 300G」などは、小型・軽量でレジャー目的でも十分使えます。

 また、カシオ計算機の「GV-20」のように、アウトドア専用に開発された製品もあります。もちろん耐衝撃性は十分。水中撮影はできないものの、水で丸洗いできるので、海水浴でデジカメが砂まみれになっても平気です。

●耐衝撃性や耐水性を考慮して設計されたデジカメ
カシオ計算機の「GV-20」は、衝撃に強く多少の水や砂ぼこりなども問題にしない。アウトドアスポーツ向けに最適だ ソニーの「DSC-U60」は、水深1.5mまでなら水中撮影が可能。浅瀬の海やプールなどで活用できそうだ。片手で持って撮影する独特なスタイルを採用している

 耐水性を考慮した製品では、ソニーの「DSC-U60」とオリンパス光学工業の「μ-10 DIGITAL」などがあります。DSC-U60は水深1.5mまでの水中撮影が可能。μ-10 DIGITALは水中撮影はできませんが、メタルボディーでありながら、雨に濡れても問題ないように設計されています。最近では、一般のデジカメで水中撮影を可能にするマリンパックが数多く販売されています。価格はまちまちですが、およそ2万円前後。

オリンパス光学工業の「μ-10 DIGITAL」は、メタルボディーでありながら雨にも強い

 青く透き通る海にマリンパックを装着したデジカメを持ち込めば、上の写真のような熱帯魚も撮れます。撮影したダイビングの写真は、ダイビング記録が付けられるオリンパス光学工業の「蔵衛門マリン2」でアルバム化することも可能です。

●本格的な水中撮影ならマリンパックを装着
ミノルタ「DiMAGE Xt」にマリンパックを装着。ズーム搭載機ながらレンズがせり出さないので、マリンパックを装着しても小型・軽量を維持できる オリンパス光学工業のアルバム作成ソフト「蔵衛門マリン2」は、水温・潜水時間・水深などのダイビング記録を付けられる