HDDはなぜ壊れる? パソコンのハードディスクから「ガリガリ」という異様な音がします。使い続けても大丈夫なのでしょうか。壊れている場合、その原因は何なのでしょうか。 結論から言うと、その状態で使い続けるのは危険です。早めに必要なデータをバックアップしましょう。 ハードディスク(HDD)の壊れ方にもいろいろあります。OSの一部で、データを管理する「ファイルシステム」が壊れるケースもあれば、物理的にHDD内部が壊れるケースもあります。ガリガリと異音がするのは、後者のケースで、通常はHDDの交換が必要になります。前者の場合は、OSをインストールし直して、データを戻せば使えます。 HDDが壊れる主な原因は、外部からの衝撃です。下の表のように、ノート向けのHDDは比較的頑丈ですが、デスクトップ向けのHDDはそうでもありません。2年前の製品で「225G」の衝撃に耐えられるよう設計されていますが、机の上にHDDを立てて置き、それを横に倒すだけで瞬間的には200Gを超える衝撃を受けます。やはり衝撃には弱いのです。
しかも、衝撃の影響は1〜2年経ってから現れる場合が多いそうです。身に覚えがなくても、パソコンの製造工程でそうした衝撃が加わっていれば、HDDが壊れる可能性があるわけです。 ただ、HDDは日々進化しています。下図のように、耐衝撃性能に優れる部品が採用されれば、HDDもより頑丈になるでしょう。
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