古いパソコンのHDDを有効活用したい
普段使っているパソコンのハードディスク容量が足りなくなってきました。古いパソコンのハードディスクを活用したいのですが、何か良い方法はないでしょうか。
古いパソコンからハードディスク(HDD)だけを取り出して、普段使っているパソコンに増設する方法もありますが、最も手軽でお勧めなのは、「ファイルサーバー」として使う方法。ネットワーク上にある複数のパソコンから、外付けHDDと同様に使えるようになります。複数のLAN端子があるルーターをお持ちで、古いパソコンにWindows
XPが搭載されているのなら、比較的簡単に設定できます。
●採用規格にばらつき |
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設定は下図の通り。サーバーとなる古いパソコンがネットワークに接続されていることを確認したら、ドライブを共有設定します。共有後は右下図のように「ネットワークドライブ」にすることも可能です。ネットワークドライブは、ネットワーク上の仮想ドライブ。共有しただけだとファイルの読み書きしかできませんが、ネットワークドライブならソフトのインストール先ドライブとして指定することも可能です。
●パソコンBをファイルサーバーにする |
■パソコンB(Server)の設定 |
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▲ 「マイ
コンピュータ」を開いてドライブアイコンを右クリック。「共有とセキュリティ」を選ぶ |
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左のような画面が表示されることがある。「危険を認識…」をクリックすると、下のような警告文が表示されるので「ファイル共有を有効にする」を選んで「OK」ボタンを押す |
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「ネットワーク上でこのフォルダを…」と「ネットワークユーザーによる…」にチェックを入れて「OK」ボタンを押す |
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ドライブが共有状態になると、アイコンに手のマークが付き、同一ネットワークにある他のパソコンから読み書きできる |
●ネットワークドライブを作成する |
■パソコンA(Main)の設定 |
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▲ 「マイ
コンピュータ」を開き「ツール」メニューから「ネットワークドライブの割り当て」を選ぶ |
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ネットワークドライブのドライブレターとサーバーを指定する。サーバーは「\\コンピュータ名\サーバー側で設定した共有名」で指定する |
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▲ 正しく設定できると「マイ
コンピュータ」などにネットワークドライブのアイコンが表示される |
なお、設定の際に注意したいのはネットワーク上でパソコンを識別するのに使われる名前。コンピュータ名はそれぞれ固有のものにし、ワークグループ名は共通にする必要があります。名前は「マイコンピュータ」を右クリックして開いた「プロパティ」の「コンピュータ名」タブ内で参照できます。名前を変更するには、同じ画面で「変更」ボタンを押します。
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