周辺機器で見かける「USBバスパワー駆動」とは

ポータブルタイプの外付けHDDなどで「USBバスパワー駆動」と書いてあるのを見かけます。いったいどうやって使うのでしょうか?

USBバスパワーとは、USB端子から接続機器に電源を供給する機能のことです。接続機器はACアダプターなどの電源が不要で、配線がスッキリして持ち運びもラクになります。小型扇風機やLEDライトのように、USBを電源として使うだけの製品もあります。

 USBの規格では供給電源に、電圧最大5.25V、消費電流500mA、消費電力はおよそ2.5Wという制限があります。このためUSBフラッシュメモリーやカードリーダーのような小型の周辺機器なら問題ないのですが、プリンターのような大型の機器はバスパワー駆動には対応していません。

 バッテリーが小さい携帯ノートなどはUSBに供給する電力が小さく、USBバスパワー対応の機器が正常に動作しない場合があります。特にポータブルHDDなど、比較的消費電力が大きい機器が問題です。こうした製品のため、充電ユニット付属のケーブルや、2基のUSB端子から電源を供給する二またケーブルもあります。

 最近はiPod shuffleのように、USBで充電する携帯音楽プレーヤーが増えました。充電用のACアダプターを持ち歩かなくて済むのはいいのですが、パソコンの電源を入れないと充電できないのは不便です。そんな場合はACアダプター付属のセルフパワー式USBハブを使えば、USBハブ単体で充電できて便利です。