CDやDVDのレンズクリーナーの「乾式」と「湿式」の違いは? CDやDVDのレンズクリーナーには乾式と湿式がありますが、これらの違いは何ですか。また、DVD用、CD用などと分かれていますが、パソコンのドライブにはどれが適していますか。 光学ドライブは、ディスクにレーザー光を当てて情報を読み書きします。その際、レンズに汚れが付着していると、ディスクに記録された映像の表示に乱れが生じたり、データ自体を読み書きできなくなることがあります。パソコンのドライブは、あまり利用していなくても「ファンなどからゴミが入って、レンズに付着する」(レンズクリーナーを販売するTDK担当者)こともあるそうなので注意が必要です。何か異変が起こる前に定期的にクリーニングしましょう。
レンズクリーナーは、ドライブ内のレンズをきれいにするために利用します。その種類にはDVD用、CD用、さらにそれぞれについて乾式、湿式があります。まずDVD用、CD用についてですが、TDKによると、基本的に両者で構造上の違いはないそうです。異なるのは、DVD用には映像をチェックするための画像が入っていたりすること。クリーニング後にその映像を見て画質などの調整をするためです。最近のパソコンに内蔵されたDVDドライブはCDも再生できるので、CD用、DVD用、どちらを使っても機器が壊れるといったような問題はありません。 次に、クリーナーの乾式と湿式についてですが、これらは付着したゴミの種類によって使い分けます。 家庭内の掃除に例えて考えてみましょう。乾式は、ほうきを使う掃き掃除で、ほこりなど簡単に取れやすいゴミを取り除きます。湿式はぞうきんなどを使う拭き掃除と同じで、油汚れ、たばこの煙などによってレンズに付着したゴミをクリーニング液を付けたブラシで拭き取ります。掃き掃除と拭き掃除と同様に、乾式と湿式の両方を使うと、その効果は高まります。
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