「システムの復元」はいつデータを記録する?

Windowsの「システムの復元」機能で、復元ポイントが記録される日とされていない日があるのはどうしてですか。またどんなファイルを復元できるのでしょうか。

Windowsの調子がおかしいときに実行すると役立つことがある、「システムの復元」機能は、基本的に復元ポイントを1日ごとに自動作成します。しかし、それには所定の条件を満たす必要があります。
●トラブル時に使うシステムの復元
「スタート」→「(すべての)プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」から選択

 条件とは、一番新しい復元ポイントが作成されてから24時間が経過していること。さらにパソコンがアイドル状態である必要があります。アイドル状態とは、マウスやキーボードなどを操作せず、HDDなども動作していないことを指します。つまり、電源を入れたままで放置した状態です。アイドル状態のままで数分から1時間程度待つと、Windowsは自動的に復元ポイントを作成します。

 このため、電源を入れた後すぐにパソコンを使い、作業が終わったらすぐに電源を切るという使い方をしている場合、何日も復元ポイントが作成されないことがあります。

●復元ポイントを自動作成する条件

 「システムの復元」機能を起動すると、いつでも復元ポイントを作成できます。気になる場合は、定期的に作っておくといいでしょう。このほかにも、アプリケーションをインストールしたときや、Windows Updateから修正プログラムを組み込んだ場合にも、自動的に復元ポイントが作成されます。

 復元ポイントは、そのデータ総容量が所定値に致達するか、Windows XPでは作成から90日経過すると消えてしまうので注意しましょう。

復元は拡張子で区別

 「システムの復元」で元に戻すファイルはシステム関連、またはアプリケーションやデバイスドライバー用のファイルです。ユーザーが作成する文書や画像ファイルには変更を加えません。

 どのようなファイルを復元するかは拡張子によって決まります。例えば「.EXE」「.COM」「.INI」「.DLL」などの実行ファイルやシステム関連の拡張子が付いたファイルが対象となります。Windowsが復元対象として監視する拡張子は「filelist.xml」という特殊なファイルに書かれています(Windows XPではWINDOWS\SYSTEM32\Restore、Windows MeではWINDOWS\SYSTEM\RESTOREフォルダーに記録)。

 filelist.xmlには500以上の拡張子が登録されています。ユーザーが作成したものであっても、ここに登録された拡張子が付いているファイルは「システムの復元」の実行後に消えてしまうこともあります。

 「システムの復元」では「.doc」「.txt」「.jpg」といった拡張子が付いたファイルは変更を加えないようになっています。また「マイドキュメント」や「お気に入り」フォルダー内のデータもそのまま保持されます。

●「システムの復元」が取り扱うファイルの違い
元に戻すファイル 元に戻さないファイル
「.INI」「.DLL」「.EXE」「.COM」などシステム関連ファイルやドライバー、プログラムの実行ファイル 「マイドキュメント」や「お気に入り」内のファイル。文書や画像、電子メールのファイルなど