XP標準のバックアップソフトは高機能? Windows XPに付属するバックアップソフトの使い方がよく分かりません。市販のバックアップソフトと比べて機能などはどう違うのでしょうか。 Windows XP付属のバックアップソフト(以下MSバックアップ)は、インタフェースや用語が初心者にはやや分かりづらいため、少し使っただけで敬遠してしまうユーザーも多いのではないでしょうか。 しかし、機能的には十分です。指定したファイルやフォルダーを保存するバックアップ機能はもちろん、「自動システム回復」というシステムをまるごと保存する機能もあります。 さらに日時を設定してバックアップをスケジュール化することも可能です。メールや「お気に入り」のような頻繁に更新する内容は、ファイルを指定して定期的に保存すると安全です。また、元のデータから更新された分のみを保存していく「差分」バックアップ機能があります。これを使えば、通常のバックアップよりも消費する容量が小さくて済みます。
保存や復元の設定方法はいくつかありますが、ウイザード形式で質問に答えていくのが簡単でいいでしょう。MSバックアップを起動したら最初の画面で「詳細モードに切り替え…」をクリックします。すると下の画面が表示されるので目的の動作を選んでください。ウイザードが始まります。例えばバックアップなら保存する内容と保存先、復元なら復元するファイルを指定します。
ちなみに、自動システム回復とはリカバリーディスクの作成とほぼ同じこと。そのためシステム領域以外はバックアップできません。またフロッピーが1枚必要です。内容を復元するには再セットアップを実行します。XPのCDで起動して、左下に「Press F2…」と表示されたら[F2]キーを押してください。再セットアップ後にバックアップした内容が自動的に書き戻されます。
なお、Windows XP Home Edition搭載のパソコンには通常MSバックアップが入っていません。導入するにはXPのCDが必要です(導入方法はhttp://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;320820)。仮に導入できても、残念ながら自動システム回復機能は利用できません。 |
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