ウイルスはシステムの復元で駆除可能?

ウイルスやスパイウエアに感染した場合に、Windows XPにある「システムの復元」機能を使い、感染前の状態に戻すことは可能でしょうか。

Windows MeやXPにはアプリケーションやドライバーをインストールした後で、正常に動作しなくなった場合に、システムを元の状態に戻せる「システムの復元」機能があります。

 システム関連のファイルを元に戻すことができるので、場合によってはウイルスに感染した前の状態に戻すことができます。しかし、この方法に頼るのは危険です。

 システムの復元で元に戻せるファイルの種類はアプリケーションの関連ファイルやデバイスドライバー、レジストリなどのシステム関連のファイルに限られています。そのため、ウイルスがレジストリを改変しないタイプであったり、他のファイルに感染しないで独立して動くタイプなどの場合は、システムの復元でもウイルスは駆除できません。

●「システムの復元」を実行すると…
元に戻るファイル
・アプリケーションのファイル
・デバイスドライバーファイル
・レジストリ用ファイル
・「dll」「sys」などシステム関連ファイル
元に戻さないファイル
・文書や画像ファイル
・電子メールのファイル
・「マイドキュメント」など個人用フォルダーのファイル

 さらにシステムの復元を実行するとパソコンを再起動する必要があります。しかし、駆除できなかった場合、再起動することでウイルスを再び送信してしまうものもあります。

 ウイルスの感染経路がアプリケーションのファイルやメールに添付されてきたファイルの場合、システムの復元でもメールデータはそのままなので、感染したファイルも駆除されません。そのため、必ずウイルス対策ソフトを使って削除するのが鉄則となります。