常駐ソフトを終了するには?
ソフトをインストールしようとすると、「常駐ソフトを終了してください」と表示されます。常駐ソフトはどういったもので、どのように終了させればいいのでしょうか。
常駐ソフトはパソコンの起動と同時に立ち上がり、パソコンを使っている間は常に動作状態にあるプログラムのことです。代表的な常駐ソフトにはウイルス対策ソフトやインスタントメッセンジャーなどがあります。こういったソフトは、常時動作することでウイルスの動きを監視したり、メッセージのやり取りができる仕組みになっています。
ソフトをインストールするときには、他のソフトを終了させておく必要があります。Windowsには複数のソフトで共通して利用するファイルがあります。他のソフトを起動していると、そのファイルを上書きすることができずにインストールが正常に行えないためです。また、ウイルス対策ソフトがシステムフォルダーなどに新たに書き込まれるファイルを監視しているため、インストールができないこともあります。
常駐ソフトを終了させるには、デスクトップの右下にあるタスクトレイに表示されているアイコンを使います。多くのソフトでは右クリックすると「終了」を選択できます。ウイルス対策ソフトの場合は終了ではなく、ファイル監視機能をオフにするものが多いようです。インストール後に再起動すれば、常駐ソフトはいつも通り使えます。
いちいちアイコンをクリックして終了しなくても、Windowsに備わる「msconfig」を使うと常駐ソフトを起動せずに、Windowsだけを起動できます。設定方法は下図の通りです。インストール作業が終わったら元の設定に戻すことも忘れないようにしましょう。
(1)タスクトレイから操作する |
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アイコンをクリックすると停止できるソフトが多い |
(2)msconfigを使う |
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スタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「msconfig」を起動する。あとは「全般」タブの「スタートアップの項目を読み込む」のチェックを外す |
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