「OSなし」のパソコンはどうやってOSを入手すればいいの?

ショップブランドや直販メーカーのパソコンには「OSなしモデル」がありますが、OSはどのように入手すればいいのでしょうか。またインストールは簡単でしょうか。

OSなしで販売されているモデルは、Windows以外のOSをインストールしたいユーザーや、既にWindowsのライセンスを所持していて、そのOSを引き続き使いたいユーザー向けの製品です。
●OSなしのホワイトボックスも
ホワイトボックスやショップブランドではOSなしモデルも販売されている。(写真はマウスコンピューターの「Easy-Cube86」)

 現在販売されているパソコンの多くは、「Windows XP Home Edition」がインストールされています。これ以外のOS、例えばLinuxを使いたいのならOSなしモデルを購入する必要があります。

 Linuxは学術用途やサーバー用OSとして使われることが多いUNIX互換OSです。パソコン向けには、コマンドやアプリケーション、開発環境などをまとめた「ディストリビューション」と呼ばれるパッケージ製品が各社から提供されています。こうしたディストリビューションではCD-ROMから起動して、画面の指示に従う形でインストールできます。

 Windowsの場合でも、マルチメディア用途向けの「Media Center Edition 2005」や企業ユーザー向けの「Professional」を使いたい場合に、OSなしモデルを購入する手があります。実際にはこれらのOSをプリインストールしたパソコンもありますが、機種数は限定されているためです。

●パソコンで使えるOSはWindowsだけではない
WindowsXP Home、Professional、Media Center Edition 2005を購入すればインストールが可能
OpenOfficeも使える「ターボリナックスホーム」
Linux Red Hat、Lindows、Turbolinux(右図)などパソコンショップでパッケージ製品として購入できるものもある
その他 FreeBSD、Solaris 10、超漢字などUNIX系のOSなどもインストールすることが可能
ライセンスには注意

 OSなしモデルにWindowsをインストールする場合はライセンスに注意が必要です。Windowsはパソコン1台に1つのライセンスが必要です。そのため、別のパソコンにインストールしたOSをほかのパソコンで使うことはできません。

●Windowsには3種類のライセンスがある
通常版 だれでも購入でき、インストールが可能なパッケージ(Homeの場合は約2万7000円)
アップグレード版 過去にWindowsのライセンスを所有していたユーザーが、そのWindowsのアップグレードを目的として使えるパッケージ(Homeの場合は約1万4000円)
OEM版 パソコンメーカーが本体とセットで販売するためのパッケージ。パソコンショップではCPUやHDDといった部品との組み合わせで販売されることが多い(Homeの場合は約1万1000円)

 製品版のWindowsであれば、以前使っていたパソコンからWindowsをアンインストールすることで、新しいパソコンにインストールできます。ただし、パソコンにプリインストールされていたWindowsは別のパソコンにライセンスを移して使うことはできません。

 WindowsをOSなしパソコンにインストールするのは、メーカー製パソコンをリカバリーする作業に比べてやや面倒です。OSなしパソコンの場合、Windowsのインストール作業が終わった後で、チップセットやグラフィックス、LANなどのデバイスドライバーを付属のCD-ROMなどからいちいちインストールしないとパソコンが正常に動作しません。