「エラーチェック」は中断できないのか

10GBのHDDでさえ、プロパティ画面の「ツール」タブから「エラーチェック」を実行すると、6時間もかかることがあります。途中でこの処理は停止させられますか。OSはWindows XP Home Editionです。

Windows 98/Meでは「スキャンディスク」をキャンセルできましたが、Windows 2000/XPでは「エラーチェック」を中断できません。

 HDDの性能が分からないので断言はできませんが、10GBのHDDのチェックに6時間もかかるのは、「不良なセクタをチェックし回復する」を選択していたとしても長いと思われます。チェック中はほかの作業をやめたり、常駐ソフトを外してみましょう。一番確実なのは、セーフモードでエラーチェックをすることです。また、不良セクターは毎回スキャンしないようにして、「ファイル システム エラーを自動的に修復する」のみを有効にしておけばよいでしょう。これで、チェック時間を大幅に短縮できるはずです。

 不正終了後など、完全にチェックしたい場合は、寝る前や出かける前に実行するとよいでしょう。チェック終了後にシャットダウンしたいなら、フリーソフトの「すっきり!! デフラグ」(作者:INASOFT氏、入手先はhttp://www.yoshibaworks.com/ayacy/inasoft/)がお薦めです。主にデフラグを支援するソフトですが、エラーチェック(スキャンディスク)のみを実行して、自動的にシャットダウンする機能もあります。

「すっきりデフラグ」の設定画面です。シェルを入れ替えて実行したり、セーフモードを併用して、デフラグやエラーチェックに無関係なプログラムの影響を極力抑えることができます。