訪れる人もまばらな、山の中の小さな池
神秘な世界「椹(さわら)池」
四季折々の顔
  椹池は、山梨県韮崎市にあり、南アルプス甘利山の登山口に向かう県道の途上、標高1,200mの山腹にたたずむ小さな池で、周囲は高層湿原となっており、貴重な動植物が生息しています。
 1980年代、この池が突如干上がり、池底の岩に突き刺さった一本の鉄剣が見つかり大騒ぎになった。鑑定で奈良時代のものと判明した。しかし剣が何を封じようとしたのかはいまだに謎のままです。
 もともとこの地は、戦国時代に甘利氏という豪族が、この地の領主として台頭し、甘利氏の二人の息子が椹池でふな釣りをしていたところ、大蛇に引き込まれてしまったという伝説があります。甘利氏の復讐におそれをなした大蛇は赤牛に姿を変えて甘利山の頂まで逃げ、近くの大笹池に身を隠したが、甘利氏の追及はとどまることなく、この池も追われました !
 人間が池の主を徹底的に追い詰めるという伝説はめずらしく、鉄剣や甘利山伝説にまつわる写真や資料は、椹池湖畔にある白鳳荘に展示されています。
 池の周囲には遊歩道がめぐらされ、山荘主人の手作りの案内板がこの池らしい雰囲気を醸しています。また、池のほとりでは素朴で低価格なキャンプ場も駐車場もあります。食事および宿泊も可能。甘利山登山と合わせて楽しめるフィールドである。
 甘利山への登山は、この池からさらに車で約7分。徒歩30分で登山口に到着できます。(登山口には駐車場が整備されています。)

四季折々の椹池の表情は、次をクリックしてください。

「湖上を渡る涼風の夏」

「憂いをおびた秋」