永い時の流れにじっと耐え、2000年もの間、ただ一度さえ休むことなく花を咲かせてきた「山高神代桜」。
 日本三代桜(三春滝桜・根尾谷薄墨桜・山高神代桜)のひとつです。
 日本武尊が東夷征定の折にこの地に留まり、記念にこの桜を植えたと言う伝説があります。
 後に、日蓮上人がこの木の衰えを見て、回復を祈ったところ再生したため、「妙法桜」とも言われています。
 神代桜は村の小高い山高地区にある実相寺で生きてきた威厳ある桜で、根回り13.5mと日本一のエドヒガン桜の古木です。
 大正11年10月には国指定天然記念物に指定され、この桜だけが持つ、長く生き続けてきた誇り、逞しさを私たちに与えてくれ、花の美しさだけではなく、懸命に生きる力とその尊さに美を感じ、感動するのだと思います。

                                                    

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