火焔山の山中に入り北麓に進むと、突然緑の木々が生い茂るムルトゥク川の河岸に着く。切り立つ断崖を更に進む
と丸いドームが見えてくる。 
 ベゼクリ千仏洞は、ウイグル国王家の石窟寺院で、6〜14世紀ににかけて掘られ、仏像・仏画が多数収められてい
た仏教美術の宝庫であったそうだ。
 14世紀以降のイスラム教徒の侵略や外国探検隊の略奪などで、その大半が失われてしまた。今回見学できたのは
確認されている50数窟のうちの4窟だけであった。