吐魯蕃は中国で最も気温が高く、5月17日の正午で30度を越していました。午後からの自由時間を利用してバザー
ルへ行く予定が体調考えホテルで夕刻まで休息する。
 午後7時に市内のレストランで夕食を食べるが、北京時間と2時間の時差があるため、現地時間は午後5時くらい、そ
んな事で人でもまばら、食欲は無い。
 吐魯蕃市内から吐魯蕃駅までは約45kmあるという事で、8時に吐魯蕃駅に向けて発つ、市内から駅までは日干し煉
瓦の新興住宅街とブドウ畑が、そしてところどころでコビ砂漠が顔を出す。暮れなずむ新疆ウイグル地区ともお別れだ。
 吐魯蕃駅を午後10時22分発の重慶行き「軟臥寝台 空調普快」は定刻に発車する。JRのB寝台に相当するが、外国
人と特別な中国人で、どのコンパート・メントもほぼ満席、一般の中国人は3段式の「硬臥寝台」(この車両数が一番多
い)で通路側にはカーテン等の遮るものが無いため、丸見えの寝台車といったところ、すこぶる賑やかで生活活力を感
じさせられる。
 敦煌までは約11時間かかり、翌朝9時頃(現地時間7時)に到着する。