「武候祠博物館」は成都市中心部から見て南西に約4kmほど行ったところにあり、南河を渡った南側の老南門外にあります。三国志で有名な蜀の丞相諸葛亮(字を孔明)の祠堂です。 周囲を赤い壁に囲まれた祠堂は37000uあり、1500年の長い歴史を持つ建物です。 成都の武候祠は劉備玄徳を祭る「漢昭烈廟」と諸葛孔明を祭る「武候祠」が合併されたお廟で、正式な名前は「漢昭烈廟」と呼びます。 武候祠は南向きで1本の中心線上に並んだ正門、二門、劉備殿、吹抜け、諸亮殿などの主な建築があります。この旧跡は前の部分は祠と博物館で、後はこちんまりとした庭園です。 中には蜀国歴史上の人物彫像が47体、石碑53基、61枚、鼎、香炉、鐘、太古が10点余り収蔵されています。入ると,通路の両側には六つの大きい石碑が立っていますが,その中の 四つは清代のもので,一つは明代のもので,一は唐代のものです。清代の石碑は武候祠の建て直しと修築状況が刻まれ、明代の石碑は主にこれの歴史沿革を記録していました。そ の中,唐代の石碑は歴史上非常に有名なものです。文章、書法、石刻技術ともに極めて優れるので,[三絶碑]と褒め称えられています。この門をくぐって劉備殿です。大きい殿堂に金 箔張りの塑像があり、劉備や諸葛亮や関羽や張飛などのです。まだ、武官と文官それぞれ14人、全部28人の塑像が並んでいます。壁には諸葛亮の名文[出師表]、有名な[隆中対]の 物語が掛けてあります。吹抜けを通って諸葛亮殿になります。真ん中、金箔を張った塑像は諸葛亮で,両側のは息子と孫の諸葛瞻諸葛尚です。両側の部屋は諸葛亮史跡陳列室で, それの生前事業や功績を記録した資料を展示しているのです。後には,池や石橋や竹林があって素晴らしい庭園です。赤い壁に挟まれた小道を伝っていけば,突き当りに劉備の墓で す。この墓は高さ12メートルもあり、回りは180メートルもある壁に囲まれています。史書の記録によればこの墓の中に劉備のニりの夫人も葬られたそうです。 |