黄龍は、四川省北部の玉翠山麓の渓谷にあります。今回は前日に泊まった小雨の「九寨溝シエラトン」を午前7時30分に出発、途中、「川主寺」で休憩し、午前11時15分に「黄
龍」に到着。
 黄龍のメインストーリには、ホテルとおみやげ店が並び観光地として急速に発展している様子が良くわかります。昼食を摂った「華龍山荘」のレストランもごった返し、サービスの
悪さは、急速に発展している中国の観光地はどこでも同じかもしれません。
 昼食後、いよいよ黄龍に向けてスタートしましたが、「華龍山荘」のすぐ隣が黄龍に登る、あるいは下ってくるゲート(標高3198m)になっています。我々は昨年10月にオープンした
ロープウエイ(登り80元、下り40元)を利用することにしていましたので、ロープウエィ乗り場まで約2kmを無料シャトルバスで移動しました。
 ロープウエィは全長2700m、終点の標高3473mという事で、標高差は275mですが、これを歩いて登るとなると考えてしまいます。でも、中国の方は結構歩いて登ってきます。
 ロープウエイの終点からは、平坦道と緩い登りの遊歩道(整備された木道)を2890m歩くと「黄龍寺」に到着します。私の足ですと30分ほどの距離ですが、今回は標高が高く高度
障害(高山病)が出ることもあるので、「黄龍寺」まで1時間かけてゆっくり歩きました。幸い携行した「ポータブル酸素」は使わずにすみました。
 ただし、この道は森の中にありますので、中間の展望台を除き黄龍を眺めることはできませんでした。この道の終点で、「黄龍」ゲートから登ってくる道と合流し、「黄龍寺」への
登り道となります。
 黄龍寺(標高3553mで、富士山より200mほど低いだけです。) 到着後、寺のすぐ裏手にある「五彩池」一回りし、後は黄龍らしい石灰棚とコバルトブルーの水を眺めながら、下
山道を下ることになります。
 主な見所は、
 @黄龍寺 A五彩池 B黄龍中寺 C婆夢映彩池 D明鏡倒映池 E盆景池 
 F蓮台飛瀑 G飛瀑流輝 H迎賓彩池 I他にも名前のついた所がいくつもあります。の順に見てくると「黄龍」ゲートに到着です。

 蛇足・・・トイレは、日本のイベント会場などで見られる、簡易トイレですが掃除をする人が常駐し、いつも綺麗いになっており、日本の観光地はおおいに学ぶべきです。(トイレット
ペーパー無、無料)