「日隆」から「臥龍」への道は、「猫鼻展望台」を過ぎると道は更に急峻な渓谷の山肌を、ヘヤーピン・カーブを何度も繰り返し「巴朗山峠」に上って行きました。車窓から登って
きた道を振り返ると連続しているヘヤーピン・カーブの様子が良くわかります。途中、標高3500mへんに無料トイレがあり、ここで小休止しましたが、周囲で結構高山植物を見つ
けることができました。
 「巴朗山峠」に着いたのは午後3時ころでした。標高は4523mと富士山より約750m高い地点になります。また日隆の中心街 (標高3200m)からも1500m位登って来たことになり
ます。全線道路工事中の影響で臥龍への到着予定時間が遅れるとの事で、「巴朗山峠」は通過する予定でしたが、四姑娘山側の最後を見たいと言う要望で、急遽10分間の休
憩をとりました。峠からは日隆側のヘヤーピン・カーブの道が良く見え、桜草に覆われた峠に感慨ひとしおでした。峠を越した臥龍側には、ここを通過する観光客のためか、一寸
した売店があり、有料(1元)ですがトイレもありました。有料トイレは一応水洗ですが、日本にもよくある仮設トイレと似ていますが、用を済ますと管理人のおばさんが、ホースの水
で豪快に流してくれるというものでした。
 峠を越すと臥龍に向けての下り坂も、ヘヤーピン・カーブの連続で、工事中とはいえ一歩間違えばと思うとゾートする箇所が何箇所もありました。午後6時30分に臥龍の「美味
飯店」に到着し、久しぶりのビールで喉を潤しました。