楽山大仏(正式名:凌雲大仏)は、成都市から高速道路で概ね南方に120kmの峨眉山市にあり、岷江に臨む栖鸞峰の岩壁に彫られた世界最大の石刻座仏で、高さ71m、肩幅
28m、頭部の高さ14m、頭部の直径10mと巨大だ。足の甲には大人100人が座ることができるといわれています。
  大渡河と青衣江が凌雲山の下で交わり岷江となる地点は、古来より水害が多発する地域であった。その岷江の水害を鎮めるため、凌雲寺の僧海運が思い立ち、このように巨
大な大仏が造られた。実に90年もの歳月を要し、803年(唐の貞元19年)大仏が完成した。1200年経った今でも岷江の流れを静かに見守り続けている。巨大な大仏の全体を見る
には船で岷江から見るのが最も良いので、今回は楽山港から出る遊覧船に乗り大仏を見ることができた。