三社神社の彼岸花

 三社神社は、甲斐市竜王の信玄堤東にあり、戦国の武将「武田信玄」が「霞堤」という治水技術により、大雨による洪水などによる甲府盆地の被害を防止するため、釜無川と御勅使川の合流地点である高岩(竜王鼻)に堤防を築いて治水を行ったもので、これを祈念した甲斐一ノ宮浅間神社からの御幸行事の最終地として由来のある神社です。
 神社の祭神は木花開耶姫命(一ノ宮 浅間神社・一宮町) 大物主命(二ノ宮 美和神社・御坂町) 大国主命(三ノ宮 玉諸神社・甲府市)で、毎春、御幸祭が行われ、一宮町浅間神社の神輿が信玄堤を練り歩き、三社神社において神事が執り行われる。
 境内の彼岸花がいつごろ植えられたものか不明であるが、秋になると一面に咲き乱れ、訪れる人々を楽しませてくれる。