1.どこにあるのですか?
所在地 山梨県山梨市正徳寺296
アクセス JR中央線山梨市駅より徒歩25分・タクシー5分 春日居町駅より徒歩25分・タクシー5分
車 中央自動車道一ノ宮御坂ICより一般道で約15分
2.根津記念館ってなんですか?
「鉄道王」の異名を持ち「東武鉄道」の経営再建を図った根津嘉一郎の生家を記念館としたものです。
根津嘉一郎は、万延元年(1860年)9月15日に甲斐国山梨郡正徳寺村(現山梨県山梨市)の農家に生まれ、東山梨郡役所の書記、後に村会議員、村長を
歴任。明治30年代には東京へ進出し、同郷の若尾逸平や雨宮敬次郎と知り合い、甲州財閥を形成しました。明治38年(1905年)には、東武鉄道の社長に
就任し、経営再建を行う。資本関係を持つた鉄道会社は2社に及び、多くの会社において社長などに就任した。
「社会から得た利益は社会に還元する義務がある」という新年のもと、教育事業も手がけ,大正11年(1922年)には旧制武蔵高等学校を創立する。特
に山梨県下の全小学校へ200台にものぼるピアノ(後に根津ピアノと呼ばれる)やミシンを寄贈するなど、山梨県の教育文化振興に寄与した。
山梨市名誉市民で、根付き年間は根津家一族の【迎賓館】【地主経営の場】【居住】の3つの空間として利用された大邸宅で、旧主屋や三階建土蔵、
長屋門は国の登録有形文化財に指定されています。
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国登録有形文化財 【長屋門「平等(ひらしな)」】 |
3.もうすこし詳しく知りたいのですが?
根津記念館は日本を代表する事業家の根津嘉一郎翁の生家を保存、活用する施設です。記念館の敷地は約6.7ヘクタール、そこに国の登録有形文化
財である長屋門、旧長屋門、土蔵など昭和初期の建造物があり、それに加えて設計図により復元した「青山荘」と茶室、それらすべてが和風建築の枠
をこらしたものであります。そして富士山を借景にした庭には池と見事な黒松(大磯の松)があり、根津嘉一郎翁の気概を象徴しています。純粋な和風
の空間に身をおくことによって、日本文化を愛してやまなかった根津翁ゆかりの芸術、文化の世界をお楽しみください。
①長屋門
青梅街道に面し、正面16間、側面3間あり、根津記念館の屋敷構えわ構成する最大の付属物で、昭和初期の社会情勢を反映した壮大な長屋門。
②旧主屋
昭和8年に竣工し、大地主根津家の地主経営の場を持つ近代和風建築、コンクリート布基礎、ボイラー設備、屋内消火栓の導入、電気配線の埋め込
みなど、当時の先端的な技術が盛り見まれています。
③土蔵
木造三階建で、高さ10.36m。三階建ての土蔵は山梨県でも珍しい。現在は土蔵内に根津家に関する資料が展示されている。
④青山荘
現在の「青山荘」は当時の図面をもとに復元されたもので、根津翁の郷土山梨での迎賓館の機能を有していた。茶室「燕子花」や和室は今も使うこ
とが出来ます。
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