市街の西南に位置するゲン頭渚は、「太湖」北岸に突き出た充山半島の突端にあるスッポンの頭(ゲン頭)に似た岩。 周囲はゆるやかな丘のある公園になっていて、 「太湖」観賞の景勝地として有名である。 1918年から建設が始められた広い園内には、万方楼、澄瀾堂、光明亭などの東屋が点在する。 公園の大門から進んで行くと、「太湖佳絶」と書かれた石碑がある。 この言葉は、中国の文学者、古代史家である郭沫若が、ゲン頭渚からの太湖の美しい眺めを詠んだもの。 石碑からゆるやかな坂を登って行くと、中腹に澄瀾堂があり、丘の頂には光明亭がある。 光明亭からは眼下に雄大に広がる太湖が望め、湖上には景色が美しいこ とで有名な仙島が浮かんで見える。 ゲン頭渚から3kmのところにある景勝地、仙島は周囲2.5kmほどの小島。山には楓の木が茂り、ゲン頭渚から遊覧船が出ているため、春の新緑や秋の紅葉を楽しむ ため、毎年大勢の人々が訪れている。 「 |