ホテルでの早めの夕食後、午後5時30分ころアブシンベル神殿に向かう、神殿の背後には日没直後の赤みを帯びた残光が神殿を神秘の世界へと誘ってくれる。
 大神殿と小神殿の中間付近に「音と光のショー」のための座席が常設されており、座席の背後からはナセル湖の夜風が頬をなでてくれました。
 ショーは、神殿の岩山をスクリーンとして、ラメセス2世と王妃ネフェルトアリの夫婦愛、またヒッタイトとの抗争をとおして、ラメセス2世の偉大さをドラマ仕立ての歴史絵物語として紹介する構成で、素晴らしい音響効果と美しい映像で、改めて長い長いエジプトの歴史を感じました。
 なお、座席の下にイヤホン・ジャックがありナレーションの言語が選択できるシステムとなっていましたが、当夜は日本人観光客が90%近くを占めていたため、日本語のナレーションでした。