アスワンのナイル河のほとりには、クルージングの豪華客船が何十隻と停泊している。その間をフルーカ(小さな白い帆掛け舟)がまた
何十隻と客待ちしている。ほとんどのフルーカの船長はヌビア人で明るく楽しい人たちでした。アスワンで泊まったホテルはナイル河の中
洲のエレファンティネ島で、東岸のホテル専用の乗り場から大型のフルーカに乗って渡る事になった。
 強烈な日差しで気力も失せてしまいそうであったが、ナイル河の川風を受け、約1時間フルーカでのクルージングで疲れも癒された。
 フルーカにはヌビア人の船長とその息子の二人で、操舵と太鼓を叩いてフルカの民謡を歌ってくれ、盛り上がったところで我々も踊りの
輪に加わる事になった。