シタデル地域は高台にあり、ガーマの西側広場からは足元にイスラム地域そしてカイロの街が良く見える。 
 「ガーマ・ムハマド・アリ」は、オスマン朝支配下のアラブ諸国のなかでいち早く基盤をととのえたものであり、トルコのイスタンブールのガ
ーマに真似てつくられたものです。
 その特徴は、巨大なドームと先の尖った2本のミナレットで、エジプトの外のガーマには見られません。
 建物内部の装飾も外部以上で、シャンデリア、センブ、ステンドグラスの光が折り成す雰囲気は幻想的で、荘厳でもあった。
 中庭にはフランス政府からルクソール神殿のオベリスクを贈ったお返しにもらった時計塔があったが、残念ながら現在は動いていない。
 ガーマの内へはお祈り時以外には、誰でも自由に入る事ができた。