メンフィスは、ダフシュールからマリオテーヤ運河沿いに5〜6北上し、ミト・ラヒーナ村で右折して直ぐのところあります。
 メンフィスは、アラバスター(雪花石膏)製のスフインクスや巨像の「横たはるラムセス2ム世像」でも有名ですが、過って首都と
しての面影は無く廃墟同然の遺跡だと言えます。
 遺跡の入口を入った右側の建物の1階にラムセス2世像は横たわっていました。この巨像は像長15mもあり、2階の回廊から
見下ろすとその全体像がよくわかります。
 この建物から奥(東方向)に内庭を進むと比較的端正な面立ちのアラバスター製スフインクスに会えます。また、北側にはプタ
ハ神を祀った神殿跡や聖牛アピスのミイラを作るために使った解剖台がありました。