アレクサンダー大王の遺産を受け継いだ栄光の都「ベルガマ」。 急な丘の斜面を巧みに利用した都市づくり。この地はアレクサンダー大王の死後、腹心の部下リシマ コスが支配した。しかし、シリアとの戦争に敗れ、戦死したリシマコスし、その部下のフィレタイロスが実 権を握り、紀元前281年にベルガモン王国を築いた。 フィレタイロスの甥、アッタロス朝のエウメネス1世の時代にはローマと協力し、シリアを撃破し中央ア ナトリアの覇者となった。 交易ルートを握った王朝は、その豊かな財力を使って神殿や王宮を建設し、また芸術の保護と育成に 力を注ぎ、第2のアテネといわれた時代もあった。 8世紀にアラブ人の侵攻にあい、それ以降以は衰退の一途をたどった。 |