紀元前11世紀イオニア人による都市国家がエフェソス近郊に創られた。当時はエーケ゜海沿いに開け
た天然の良港だった。
 しかし、紀元前287年リシマコス皇帝の治世に港が土砂崩れで埋まり、また疫病が大発生するなどの
災いが生じ、帝ははついにコレッソスとピオンの丘に挟まれた盆地に遷都をした、それが現在も残って
いるエフェソスである。
 紀元前2世紀にはローマ帝国の属領となり、有数の都市として繁栄した。また、紀元前33年、クレオ
パトラがローマのアントニウスを助けるために200艘の船とともに上陸、束の間の甘い一時を過ごした
という伝説も残っている。
 聖母マリアがキリストの死後余生を過ごし、聖パウロが布教に努めた結果キリスト教にとっても重要
な町となり、協議を巡る会議も開かれている。






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