延平郡王祠(イエンピンチュン・ワンツー)は鄭成功(ていせいこう)を祀った神社です。
 鄭成功の父親は鄭芝龍(ていじりゅう)といい、福建省泉州府南安県石井鎮に育ち商船に随行して日本の長崎に着き、平戸に滞在して貿易に従事し1622年、日本
女性の田川マツを妻としました。田川マツは1624年男の子を出産。名前を福松といい、後の鄭成功です。
 浜辺を散歩中に産気づき岩陰にて出産したため、岩石は「児誕石」と呼ばれたそうです。1630年、父親の鄭芝龍は福建省に連れて帰り教育に力を入れたそうです。
 鄭成功は科挙に合格、その後南京の大学に入学した。儒学は孔子に習ったそうです。科挙(かきょ)とは、中国で598年〜1905年代、官僚登用の試験です。