澄清湖は高雄市鳥松区にあり、高雄で一番大きい湖です。もともとは工業用貯水池としてつくられましたが、
後方に緑あり湖ありの美しい観光地に変身しました。
 民国49年(1960年)に初めて一般の人に開放され、市民の憩いの場となりました。その後民国52年(1963年)、
蒋介石が立ち寄った際に「澄清湖」と、名が改められました。
 その周辺域を合わせると総面積375ヘクタールもある湖です。静かでゆったりと時間を過ごしたい人にはおすす
めです。
 ここを「台湾の西湖だ」と言う人もいます。澄清八景と呼ばれる梅隴春暁、曲橋釣月、柳岸觀蓮、高丘望海、
深樹鳴禽、湖山佳氣、三亭攬勝、篷島湧金は大変美しく、週末には家族連れや若者がハイキングに訪れます。
 その中でも最も有名なのが曲橋釣月の「九曲橋」です。これは民国49年(1960年)につくられたもので、長さ230m、
幅2.5m。この橋には9カ所のカーブがあるため、こう名づけられました。