蓮池潭(れんちたん )は、高雄市左営区にある有名な観光地で、孔子廟や啓明堂、龍虎塔、中国の宮殿を彷彿させる「春秋閣」があります。
 夕方は、夕陽が湖面に映り、この区で最も美しいひとときです。近隣には第一級古跡に指定されている鳳山区の城壁や城門があります。
 龍虎塔
 龍の口が入口、虎の口が出口になった龍虎塔は、1976年、春秋閣から約700 メートルのところに建てられた塔です。外観は生き生きと躍動感に
あふれ、塔内には龍塔の方に中国人が親孝行の模範と認める「二十四孝子」や悪人が地獄で受ける「閻魔大王審罰刑図」などの絵が、虎塔の方
に「十二賢士」や天国の世界を描いた「十殿玉皇大帝三十六宮将図」などの絵が飾られています。
 春秋閣
 春閣、秋閣、同じ大きさのふたつの塔からなる春秋閣は、1951年、武聖、関羽を祭って建てられました。春閣と秋閣の間には、騎龍観音像が立て
られます。騎龍観音像には、観音菩薩が雲の間から龍に乗って現れ、信者にその姿の像を現在の位置に立てるよう命じたという伝説があります。