北陸の旅

平成18年11月28日〜29日

滋賀県長浜市「黒壁スクエア」  滋賀県長浜市の旧市街地の中心である「札の辻」に建つ「黒壁銀行」の愛称で親しまれてきた旧第百三十銀行の取り壊しの危機
に際し、旧市街の古建築の保存と再生のための博物館都市構想を掲げた第三セクター(長浜市と地元民間企業8社が出資)「黒壁
を1988年に設立した。
  「黒壁」設立の主目的である旧第百三十銀行の保存と再生は同建築が1989年に黒壁一號館「黒壁ガラス館」としてオープンするこ
とにより達成された。 さらに「黒壁」はこの一號館の周囲の古建築を、次々と美術館、ガラスショップ、工房ギャラリー、カフェ、レスト
ランへと再生してその数10館、「黒壁まちづくり」に参画する館を合わせると計30の古建築の再生に携わった。1991年に新快速が長
浜駅まで延伸したこともあって観光客が増え続け、その活況はエリア内の他の古建築の再生・活用へと波及していった。
麺めん処「聴琴亭」  麺めん処「聴琴亭」は、福井県鯖江市の郊外にあり、旧家の佇まい、日本家屋と懐石料理、手打ちうどん・そばの老舗で、アンティ
ークな生活必需品や古美術品などが飾られた室内から、落ち着いた日本庭園を眺めながら伝統料理を堪能でき、至福の一時が流
れる。
 今回は、おすすめ品の「聴琴そば」を食べたが、竹筒を器にしてそばと刺身を盛りつけた風情あるメニューをいただいた。
 「聴琴亭」は、鯖江八代藩主・詮勝(あきかつ)よりその名を拝受し、庄屋であった旧家の名残をそのままにとどめ、その時代の「ここ
ろ」と「形」をそっくりどなたでもも味わえるよう願った「めんめん処」です。
曹洞宗 大本山 永平寺 曹洞宗大本山永平寺は、今から約750年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって開創建された出家参禅の道場です。
越前竹人形の里  「越前竹人形の里」は竹のテーマパークで、福井県坂井市丸岡町にあり、越前竹人形協同組合として昭和27年しました。
 その歴史は終戦直後まで遡りますが、師田保隆、米長三四郎の兄弟が福井市にて竹製花額の制作を手がけたのが始まりで
す。
 その後、竹の切端を利用した竹人形の試作研究に努め、現在の創作越前竹人形の地位を確立いたしました。
 昭和59年には、県内に在住する竹人形職人の経済的安定化と技術の向上および後継者の育成を目的として、越前竹人形
協同組合を設立、昭和61年には 現在地に移転、観光の拠点施設として「越前竹人形の里」を開設し、竹人形の 製作工房、
竹人形や各種竹製品のほか県内の名産銘菓などを販売する売店および食堂が設置されています。館内は「創作竹人形館 黎
明」、「竹人形工房 篝」、「竹人形の里 物産館」などから構成されており、工房では竹の素材感を生かした力強い作風
と完成度そしてセンスの良い作品が数多く展示されています。
芦原温泉清風荘  「芦原(あわら)温泉には約40軒余の宿があり、開湯から110余年、『関西の奥座敷』として中京・京阪神の方々に親
しまれておりますが、現在は関東からも訪れる人もあり、年間100万人を越す浴客が訪れる北陸有数・福井屈指の温泉で
す。
 その中でも「清風荘」は、北陸最大の庭園露天風呂を誇っています。また、食膳を新鮮な日本海の幸と瑞々しい山の幸で
趣向を凝らし贅を尽くした四季の味を心ゆくまで賞味できます
瀧谷寺(たきだんじ)  瀧谷寺は「越の国第五番」「北陸第十一番」「北陸白寿第六番」観音霊場で、開山されたのは睿憲上人です。
睿憲上人は中国に渡ろうと西海に出たところ難破し、永和元年(1375)に東尋坊の西、崎浦の浜に漂着されたといわれてい
ます。睿憲上人がある時、安島雄島の三保明神に参籠され「有縁(うえん)の霊地を与え給へ」と祈願をこめたところ、夢
の裡に一つの宝珠を捧げた尊容があらわれ、「宝珠の留るところは、これすなわち有縁の地なり」と、尊容は珠を空中高く
投げられました。この宝珠は光を放ってはるか巽の方へと飛び去りましたが、その宝珠は、瀧谷寺の竜泉庭のあたりに留ま
っていました。上人は拝跪し、恭しくこれを手中におさめられました。時は永徳元年(1381)、上人はここに寺基を定め
られ、当時この山谷を流れ出る渓流が淙々と滝をなしていたことから、寺号を「瀧谷寺」と名付けました。
日本海の奇勝 東尋坊  東尋坊(とうじんぼう)は、福井県坂井市三国町安島に位置する観光地で、海食によって海岸の岩肌が削られ、高さ25m
程度の絶壁が続いています。地名の由来は、ここから突き落とされた平泉寺の僧の名前によるといわれています。
特異な地質構造が見られる「雄島」  雄島は東尋坊(とうじんぼう)のきた約1.5kmの海上にあり、安産岩の溶岩からなり、周囲は鋭く切り立った断崖に囲ま
れ、南側は東尋坊でも見られる柱状節理からなり、北側は板状摂理が発達した周囲約2kmk小島で、加賀海岸側から350m
ほどの橋でわたることが出来ます。昔から神の島として土地の人々から崇められており、島には祠が祭られています。
越前海岸  加賀海岸から敦賀湾までの約100kmにわたって続く海岸が越前海岸と呼ばれている。その中で最も日本海に突き出した所
が越前岬です。この越前岬を中心とする約20kmの海岸線の急斜面には水仙畑が広がり、日本三大産地の一つで、栽培面積は
80haにもなり、日本でも1〜2の出荷量です。
 「呼鳥門」は越前岬の来た役1.7kmのところにあり、日本海に張り出した断崖の一部が、風と並みの侵食作用によりくり
抜かれてできた自然のトンネルです。